飲食店接客指南 つづき

オムライスとカレーでお客様を待たせてしまった某カフェ。接客に問題はなかったのでしょうかおおありです。問題が大問題に発展するのは、接客が原因8割。小さな問題は接客でほとんど回避できます。この店はカレーという、すぐに出そうなメニューが実は凝っていてすぐに出ないという問題を持っています。それをまずは接客で理解共感してもらうべきでした。うちのカレーはシェフ渾身のカレーでなかなかでてこないんですぅ~うちのカレーは最後の仕上げにオーブンで15分焼きます。そうすることでこんがりおいしいです。オーブンでは一つずつ焼くので順番にゆっくりとしか提供できません。うちのカレーは待って頂く価値はあるおいしいカレーなんですが、今オーダー頂くと30分かかります…オムライスにしても同じです。オムライスは一度に大量に作るとべちゃべちゃになります。これを一つずつ丁寧に作ってだしたいのだ!ということを愛を込めて説明すべきです。難しいですね。ここまで説明するか、そのメニューを組み直すか、それもバランスです。この店は丁寧に作った日替り定食がとてもおいしいです。こちらがスムーズに出るならそちらに誘導する、それもいいと思います。押し売りしてるとか、お客様の言う通りにすべきではないかとか心配する心優しいホール係もいらっしゃると思いますが、接客係は三方よし!を探すための中継局なのです。愛を込めてみんなを幸せにしたらいいと思います。...

飲食店接客指南 つづき

オムライスとオーブンで焼レシピのカレーを同時に複数個受けてしまった、某カフェ。どうしたら良かったのでしょう。まずは仕込みが正しかったかどうかを検証してみましょう。ポイント1  厨房には加熱のための機器がいくつかあります。電子レンジ、ガスコンロがだいたい小規模店なら三つか四つ、オーブン小規模店なら二段位。一日のメニューはこの三つをまんべんなく使うように構成しなくてはなりません。(オーブンばっかりの料理とかはダメよ)ポイント2  人パワーのいるものといらないものにわけでかんがえます。ほっといたら出来上がってくれるものと、アシスタントでもできるものと、シェフでないとできないもの。この三つも片寄ってはダメ。ポイント3  仕込み性の高いものと低いもの。仕込み性の高いものはオーダーが来たらすぐできる、でも売れ残ったら他に転用できない(賄いで食べる他ない)。仕込み性の低いものはオーダーが来てからの仕事が多い。でも残ったら他の利用法がある。これもバランスが大事。ポイント4  保管状態。一人前ずつ冷凍しておけば、取り出しやすいし保存が効くけど、提供が遅れる(電子レンジラッシュに!)。すべてを冷蔵しておくと冷蔵庫が一杯で動作性が悪くなるし、傷みやすい。またまたバランスです。オムライスとカレーはこのバランスが良かったのでしょうか?ノーであります!!

桜のタコス

春です。花が咲き、野草がたくさん生えてきてウキウキの季節です。この喜びをトルティーヤに表してみました。赤い色を練り込んで桜色のトルティーヤを作りました。赤はビーツです。ボルシチ等のロシア料理によく使われます。ロシア料理って!なじみないですよね。最近はマックスバリューでも売られててビックリ。ほんとに少量で鮮やかなマゼンダピンクになります。パンやデザートに練り込んでも美しいし、サラダもおいしいです。去年桜の花を塩漬けにするのを忘れていて、今年は桜がてに入らないのでビーツを使いました。